キャリアコンサルタントの試験は2つの団体が実施しています。
- 特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会
- 特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(JCDA)
受験要項などは基本的に同じとなりますが、実技試験内容と評価が若干異なるのがこの試験の一番のポイントだと思っています。
試験内容は、学科試験と実技試験の2つあり、両方の試験を合格してはじめてキャリアコンサルタント試験合格となります。
学科試験に関してはどちらの団体で受けても共通していますが、実技試験の論述の問題内容と、面接(ロープレ)の合格基準が異なります。
面接での評価基準は、協議会の方では「態度」「展開」「自己評価」なのに対して、JCDAの方では「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」となっておりどこで評価をするのか異なっています。
私はJCDAで受験をしましたが、「傾聴」と評価時基準にあるように、いかに相談者の話に寄り添って進められるか、が求められる印象でした。逆に協議会の方で受けた方の話を聞くと、JCDAと比較するとコンサルティング要素が強い印象を持ちました。
論述問題は過去問を公式サイトよりダウンロードできるので、一度中身を見てみると良いと思います。
同一の国家試験で問題内容が異なる試験もなかなかないのではないでしょうか。
上記内容は投稿時点の内容のため、詳細は公式HPにてご確認ください。
キャリアコンサルティング協議会-受験概要
日本キャリア開発協会-試験要項